2012年12月11日火曜日

即販価格のwindows8(3300円)

ウインドウズ8を「朱を奪う紫」に例えるならば、「開けて悔しき玉手箱」になろうとも果敢に挑まなければ、化石人間の生息場所は狭まるばかりである。なんていう前向きな話ではなく、今ならアップグレードが3300円というマイクロソフトの即販戦略にやられたのである。「飛んで火にいる夏の虫」である。とはいうものの、ウインドウズ8は結構気に入りました。

朱を奪う紫


  • 私にとって一番良かったのは、即販価格でもプロフェッショナル版なので、標準のリモートデスクトップが使えるようになったことです。標準のリモートデスクトップ(RDP)は、ホストマシンに接続されているディスプレイのサイズに関係なく、リモートマシンの画面サイズでつかえるので、綺麗で広いマックの画面サイズで操作が可能になりました。また、VNCに比較して、リモートマシン上でブラウザやオフィスを使う気になれる軽快感もいいですね。


  • 次に良かったのは、コマンドや設定画面が検索窓から呼び出せることです。メニュー階層を辿らなくても1アクションで機能を呼び出せるので、NT、XP、VISTA、WINDOWS7と世代が変わるたびに、微妙にメニューの操作感が変って困った覚えがある私としては便利です。


  • もうひとつのお気入りは、起動速度と全般の軽快感の向上です。おそらく、VISTA、WINDOWS7より確実に軽いと思います。世代を経る度に、速度向上のアナウンスとは裏腹に重くなっていった過去のリリースの苦々しさを味わうことはなかったです。



開けて悔しき玉手箱


  • マイクロソフトアップデートが「更新失敗」と「更新前の復活」を繰り返す無限地獄に陥ってしまいました。

    クリーンブートという方法でマイクロソフト以外のサービスを停止して、マイクロソフトアップデートの各更新プログラムを一つずつ手動で更新していくという気の遠くなるような作業を繰り返した結果、KB2770917という更新プログラムをインストールするとこの現象が発生することが解りました。



    私の場合は、MagicTV というソフトと干渉を起こしていたようで、このソフトを削除することで無事にインストールできました。そもそも MagicTV などは使っていなかったのだが、マシンを購入した時からデフォルトでインストールされていたようです。

  • 正常に動作しだしたのも束の間。今度は指定時間が過ぎてもスリープモードに入らないという現象に陥りました。こちらは、powercfg.exe という電源管理ツールで、srvnet というサービスが阻害していることが解り、同ツールで電源管理とサービスのプライオリティを変更することで対処できました。知らない事ばかりとはいえ、やはり、こういうトラブルに遭遇せずに過ごすには、現状維持に甘んじるが一番なのでしょう。

    コマンドプロンプトを管理者モードで開くのは、ファイルエクスプローラのファイルメニューから選ぶのですね。



    電源管理ツールでスリープを邪魔しているサービスと優先順位の入れ替え。


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