2012年10月3日水曜日

今更HTML

世の中には、SGML、HTML、XML、XHTML、DHTML などというものがあって、何となくボンヤリと聞き流していたけれど、少し自分なりに整理してみた。

1.SGML
マークアップ言語の総称で、HTML、XML,XHTMLもマークアップ言語。文章のセンテンスやタイトルなどに印をつけて記述し、表示するツールがそれらの目印を処理してワードプロセッサのように見やすく表示する。この方式のための印を体系だてて整理したもの。

2.HTML
SGMLの一種だが、ホームページ作成のために定義されたもの。これらの解釈する表示ツールは、IE、FireFox、Chrom、Opera などよく知られたツール達である。但し、HTMLは言語定義が曖昧なため、各表示ツールの出力結果が同じになるとは限らないという欠点がある。

3.XML
これもSGMLの一種だが、マーク自体の定義に始まり、曖昧な定義を排除した言語体系を持つ。表現の柔軟性と正確性から、文章の保存レイアウトとして用いられたり、プログラムから文書にアクセスする際の解析モデルとして用いられたりする。

4.XHTML
HTMLにXMLの厳格な長所を取り入れたもの。HTMLの曖昧性が廃されるため、XHTMLに対応した表示ツールであれば、どれも同じレイアウトで再現が可能。ある意味でHTMLの後継的な位置づけである。

5.DHTML
ややこしいが言語仕様ではなく、HTMLに埋め込まれたJavaScript からHTML内の属性をボタン押下などのイベントタイミングで動的に書き換える技術のこと。

6.HTML5(追記)
XHTMLの機能拡張要素とDHTMLの機能拡張要素などが、全般的にみなおされたものである。HTML5は言語というよりは、技術体系として語られている場合も多い。